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へんげ  映画

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「へんげ」

監督/大畑創
出演/森田亜紀、相澤一成、信國輝彦、他。

あらすじ/
閑静な住宅地に住む若い夫婦。夫の吉明は、夜な夜な奇妙な発作に襲われていた。そんな夫の姿を見るたび、妻の恵子は例えようのない戦慄に見舞われる。夫の後輩である医師のカウンセリングを受けても症状は好転しない。ある晩、ついに吉明の身体が少しずつ変化し始める。それに伴い、就寝中に人間とは思えない行動をとり、意味不明の言葉を発するようになる。医師の勧めで入院するが、その頃から通り魔事件が頻発し始める…。(goo映画より抜粋)


前々から気になっていた映画「へんげ」。

主人公の肉体が変化するとともに映画自体も変化していきます。
終盤、予想出来ないにも程があるとんでもない展開に開いた口が塞がりませんでした。
それと同時に、物凄く感動しました。

この映画で感動した、というポイントは「夫婦愛」。
夫がどんどん訳のわからない存在になっていっても妻は必死で彼を守ろうとする。
たとえそれが世界を壊すほどの存在になっても。

50分弱という短い映画ながら、とんでもなく濃いものがギッチギチに詰まってる。
予算がアレな為か色々と安く見えてしまう部分はあるかと思いますが、その安さを「味」として捉えるもよし、もしくは脳内で補完してみるのもよし。とにかく、その画面に写っている「以上」のものが、この映画には確かに有ると思うのです。

ここ最近、写っているもの「しか」ない映画ばかりですが、日本でもまだまだこういう素晴らしい映画が出てくるという事は非常に喜ばしい事だと思います。

あと、特典映像に入っていた「大拳銃」という短編も滅法面白い作品でした。おすすめです。



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マカブル/永遠の血族  映画

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「マカブル/永遠の血族」

原題/MACABLE
監督・脚本/モー・ブラザーズ
出演/シャリーファ・ダーニッシュ、他。

あらすじ/
アジェと身重の妻アストリッドは、親友3人、アジェの妹ラジャとの6人で、車で空港へと向かっていた。だが途中、路上をさまよっていた若い娘マヤを拾い、家まで送り届けることに。森の中の邸で、マヤの母親ダラは、お礼に皆をぜひ夕食に招待したいと言う。若々しいが、どことなく不気味な女主人と得体の知れない2人の息子。──そこは、不老不死の命を得ようとするダラの一族が、餌食を誘い込むための恐怖の館だった。料理に薬を盛られ、自由を奪われたアジェたちに想像を絶する惨劇が襲いかかる…。(ONLY HEARTSサイトより抜粋)


インドネシア版屋敷女。
そして悪魔のいけにえ、ホステルといった要素もブレンドされておりますが、この映画の主成分は「屋敷女」であると言っても過言ではないでしょう。

スプラッター描写も気合いが入っているので、見応えも十分。
でも、そこまで。

屋敷女やマーターズ、そしてハイテンションといったフレンチ・ホラーにはこちらの想像の斜め上をいくサムシングがあったのですけど、この映画は確実にフレンチ・ホラーの影響下にありながら、ただその名作の数々を忠実になぞっているだけ、という印象なんですよね。

どうせやるならもっと弾けて欲しい気もする、ちょっとだけ残念な映画ではありますが、そのまんま屋敷女の女主人ダラのキャラクターはかなり強烈。これに限って言えば本家ベアトリス・ダルと肩を並べるぐらいに凄まじいものがありました。

女主人ダラを含めるこの問題有り過ぎの一族は、どうやら人肉を食すこと(あと黒魔術的なものも絡んでるのかも?)で200年以上生きてきたようなんですけども、その割にはあっさり死んじゃったりしますし、一体どうなってんだと思うんですけど、やはり女主人ダラだけは別格のようでね。
打たれ強いのか打たれ弱いのかよく分んないところも不気味ですけど、終盤鬼の形相でチェーンソーぶんぶん振り回す様はめちゃくちゃ怖いです。

「なんでこんな事するの!?」
というヒロインの問いに対して、女主人ダラは、

「それは私たちが生きながらえる為.....あなたたちもさっき味わったはずよ。
おいしかったでしょおおお!?」

このシーンはさすがにゾッとしました。「さっき味わったはず」というのは序盤でヒロイン御一行様がこの地獄屋敷に招き入れられたときに出された食事がもう既に人肉だった、って事で.....
映画的には目新しさはないものの、この女主人ダラのぶっ飛びまくったキャラクターだけでグイグイ観せてくれる良作でございます。

最近血に飢えてるそこの貴女、何気にオススメだったりオススメじゃなかったり。どっちなんだ。


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悪の教典  

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「悪の教典」Lesson of the evil

貴志祐介 著

あらすじ/
暴力生徒やモンスターペアレント、集団カンニングに、淫行教師などの問題を抱える東京都町田市の私立高校につとめる蓮実聖司は、有能で人気者だが裏では自分に都合の悪い人間を次々と殺害していくサイコパスであり、一部の生徒から疑われ始めていた。

文化祭の前日、蓮実は邪魔になった女生徒を自殺にみせかけて始末しようとするが、手順が狂い殺人の嫌疑がかかりそうになる。それを覆い隠すため出し物の準備のため校舎に泊り込んでいたクラスの生徒全員を同僚の教師の仕業に見せかけて散弾銃で皆殺しにしようとする。こうして一夜の血塗れの大惨劇が始まった。
(ウィキペディアより抜粋)


以前に「ラブリー・ボーン」や、「モールス」の原作本の記事で、わたし自身が歳なのか「本が読めなくなってきている」と書いたんですけども、今回はねぇ、違いますよ。珍しく自分から「読みたい!」という欲求もあったし、映画原作(11月に公開されるよー)ですしね。今までは映画観てから原作本読むというパターンだったんですけれども、今回は逆です。先に原作本を読んでみましたよ。

まずタイトルがかっこいいですよね。「悪の教典」て。
Lesson of the evil......なんちゅうカッコいい響きだ.......

それに作者が好きな作家である貴志祐介さん。
彼の作品は主に初期のものばかりですが、「十三番目の人格/ISOLA」、「天使の囀り」、「クリムゾンの迷宮」、「黒い家」を読んでいます。
やっぱり一番の有名どころは大竹しのぶや西村雅彦の異常とも言える怪演が忘れられない「黒い家」ですよねぇ。さりげなく韓国もリメイクしてたりしますし。でもわたしは「黒い家」よりも、サバイバル・アクションの「クリムゾンの迷宮」がお気に入りだったりします。これも映画化して欲しいですよ、ほんとに。

さてこの「悪の教典」。
上巻はサイコパス教師、ハスミンこと蓮実聖司は、自分の王国を作るためにあんなことやこんなことをコソコソと実行します。それこそ序盤、ハスミンはまさに人気者の教師で、まさかサイコパスだとは誰も気がついていません。ところが、話が進んでいくにつれ、「あれっ、こいつ、なんかヤバくね?」と気付き始める者が出てきます。そういう輩は、まるで必殺仕事人のように闇に葬っていくハスミンなんですが、所々ツメが甘いというか、情に流される傾向があるというか、他人にビタ一文も共感することが出来ない「反社会性人格障害」という割には妙に人間らしいというかお茶目なところがあるというか、絶対的な悪の筈なのに、読んでる側が次第にハスミンに魅了されてくるんです。読みながら、「あら、これ、冷たい熱帯魚の村田みたい.....」とか思っちゃってね。

下巻に入ると、そのツメの甘さが災いして、ハスミン自身が追いつめられてしまう事になります。そこで下した彼の決断は「クラス全員皆殺し!」。
おお、きたね。サイコパスはこうでなくちゃ。

引き返し不能点(ポイント・オブ・ノー・リターン)を過ぎてからの怒濤の展開は、ありきたりな言葉ですけれども「ページをめくる手が止まらない」状態で、ほんとにやめ時が見つからず、この下巻に関しては半日で読み切ってしまいました。

ハスミンは結局捕まってしまいますが「心神喪失」を装って今後の裁判に臨む構えだし、ハスミンの忠実な僕ーペットである安原が生き残っている所が不気味というか、もしかしたらハスミンがまたシャバに戻ってくるかもしれない、しかもそれを安原が手助けするのでは、という不安を残したまま、物語は終わります。事件は終わったけれども、生き残った者だけではなく、ちょっとでもハスミンに関わった者の心のなかに「絶対的な悪」として君臨することに成功したハスミン。
決して後味がいいとはいえないですが、読了後は妙に清々しい気分。

ここまで徹底して悪い奴を、しかも悪い奴目線で読んだら、こっちまで悪に染まってしまったような錯覚すら覚えます。なんかビミョーに悪い事をして「どうだい?悪いだろう〜?」とスギちゃんみたくドヤ顔で自慢したい気分です。たとえば水出しっ放しにするとか。妹泣かすとか。

ちょっとだけ不満なのは、最後の章、いらないんじゃね?という事だけなんですが、なんか三池監督の事だから逆に入れてきそうな気もします。例えば「フルメタル極道」のラストみたいな感覚でね。
あと、映画化で期待しているのは、ハスミンを「海猿」シリーズで体育会系爽やかヒーローのイメージがある伊藤英明が演じていること。よくもまぁこんな真逆の役を引き受けたもんだなぁ、と。見上げた根性です。
これまで海猿にも伊藤英明にも全く興味がなかったので、この映画でどんだけ「悪の華」っぷりを開花させてくれるのか、ヒジョーに楽しみな所であります。あぁ、早く観たいなぁ!



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