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「あまちゃん」から「ごちそうさん」へ。  ドラマ


2013年を振り返る、にはちと早い気もしますが
今年はわたしにとって「大きな変化」があった年でもございます。

その変化とは、朝のNHKの連続テレビ小説、朝の連ドラを見るようになった事。

なんだ、たかが朝の8時から15分だけドラマ見るだけじゃねーか。
うむ、確かに朝の8時から15分だけドラマ見るだけですよ。でもね、これまで朝起きるのが面倒で、憂鬱でしかたがなかったのに、その朝の15分のおかげで朝が楽しくなり、なおかつ朝が来るのが待ち遠しくなったのです。
これはわたしにとっては、「朝なんて来なければいいのに」とか思ってたネクラ野郎が「朝って爽やか!素敵!」とリア充宣言するぐらいの、劇的な変化なのでございます。

きっかけは、「あまちゃん」でした。

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↑じぇじぇじぇ!!

実際、この「あまちゃん」で朝ドラデビューした人も結構多いと聞きます。
「Cut」では「日本の朝を変えた」と特集を組まれるぐらいでしたし
ネットでもあまちゃんおもしろい今日のあまちゃんああだったこうだった、と評判も高かったせいもあって
これだけ騒がれるんなら相当面白いんだろうなぁ、と思い、ある日試しに見てみようとテレビをつけました。

この日はちょうど第7週(だったかな?)の「おらのママに歴史あり」の始まりの回でして
天野アキ(能年玲奈)の母・天野春子(小泉今日子)が実は昔アイドルを目指していた事が発覚するんですが、さすがにもう話が進みすぎていてそれ以前何があったのか分らないまま見ていても、「あっ、これは面白いドラマだな」というのは直感的に分かりました。
ヒロインである能年玲奈のフレッシュな魅力に惹き付けられ、その後も続けて見ているうちに周りにいる濃い人たちの魅力にも惹き付けられていきました。

アキの親友のユイちゃん(橋本愛)は超絶カワイイのに腹黒いとか
本来ならイケメン枠であるはずの足立ヒロシ(小池徹平)がひどい扱いだったりとか
アキの母の春子は朝ドラなのにビールばっかり飲んでいたりとか
たまーに「トシちゃんのものまね芸人」とか「前髪クネ男」みたいな飛び道具的なキャラが登場したりとか
たまーに糸井重里とか清水ミチコとか橋幸夫とかいうゲストが登場したりとか


とにかく見ていて楽しい、朝から元気が出てくるような、そんなドラマでした。
でも、震災を描いた週だけは、心が張り裂けそうにもなりました。

ユイちゃんにあからさまな死亡フラグが立っていたのでかなり心配しましたが、取り敢えずは無事で安心。
トンネルから抜け出した時のユイちゃんの表情がね、今でも忘れられないです。
震災の風景を直接的には映していないけど、その表情を見たらそれがどんなものだったのか分ってしまうぐらいに、絶望とか諦めとか不安とか、そういうものが渾然一体となった、なんとも言えない表情でした。橋本愛マジすげー。
それから、震災の状況を「壊れたジオラマ」で表現した演出も上手いなーと思いました。

なんだかんだで北三陸のみんなは逞しく、未来に向かって走り出していきます。

そしてドラマが終わり、「あまロス」に陥りました。
ああ、明日からあまちゃん見れないんだ.....
終わった.....
俺たちの朝が、壮絶に、終わった.......

しかし、すっかり「朝の8時に15分だけドラマ見る」体質になってしまっているので
あまり期待もしていなかった杏ちゃんがヒロインの「ごちそうさん」も惰性で見始めることになりました。


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第1週は、主人公「め以子」の子供時代をじっくりと丁寧に描いていましたが
しょーじきこの時点で「面白い」とは微塵も思っていませんでした。
ああ、これ多分途中から見なくなるな......とも思っておりました。

「あら?」と思い始めたのは第2週、食いしん坊なめ以子が食べに食べてすくすくと横にではなくタテに成長し、身長の高さがコンプレックスのちょっとおバカな女学生になり、やさしいおばあちゃん(吉行和子)は他界して、なんと「ぬか床」に転生しめ以子を見守るのです。

「ぬか床」が喋るってのはおもろいなー。
このあたりから、徐々にこのドラマに感情移入していき、やがて西門・「通天閣」・悠太郎がめ以子の家に下宿することになり、ドラマ自体のテイストは完全に「少女漫画」になっていきます。

そしてこのドラマに完全に心を奪われたのが、「め以子決死の逆プロポーズ」の回でございます。

この決死の逆プロポーズのシーンは朝っぱらからボロボロ涙してしまったのですが、なんと西門通天閣悠太郎のヤロー、これを断りやがります。
西門てめー通天閣から突き落としたろうか!と殺意まで湧いてしまいましたが、まぁ彼にも色々めんどくさい事情があり幸せな家庭に育っため以子を思っての「お断り」だった......という展開で、やはり悠太郎はめ以子の事が大好きだったのです。なんだこのやろう、めんどくせぇヤツだな(笑)

さて、なんだかんだでめでたくめ以子と悠太郎は結ばれ、大阪に嫁いでいくわけなんですが
大阪篇に突入してから「少女漫画」だったドラマが突然昼メロのようなえげつない展開になり、なんかもう
「ええぇぇー!?」
って感じでございますよ。

イビリですよイビリ。小姑のイビリ。
朝っぱらから嫁をイビリ倒す小姑の和枝(キムラ緑子)はん!
先日はちょっと歩み寄るようなそぶりを見せておいて実は罠だったとか、あまりにドイヒーな仕打ちに
ついにめ以子はおかしくなったんじゃないかとさえ思った程でございます。
(ぬか床につづいて鯛まで喋り出したwww)

しかし師匠(近藤正臣)の知恵を借り、大量に余った「鯛」の始末をつけてま〜るく納めため以子は確実に成長し、強くなっております。いやぁ、見ていて清々しい。
朝っぱらから陰険なイビリで「見るのがツライ」という声も多数あるようですが、ちゃんと問題も解決させていっているし、なによりも朝ドラらしい「明るさ」は損なっていないというのも、このドラマの面白い所だと思います。

「あまちゃん」が朝ドラにおける変化球だったのに対し、この「ごちそうさん」は実に朝ドラらしい直球で勝負してきたな、という感じで、これからも目が離せません。
次週は西門・通天閣・悠太郎バーサス泉源太(め以子の幼馴染み)というとてつもなく面白そうな場面があるようなので期待大です。

あさイチの「受け」でも有働さんが「女の幸せ、で言うとやっぱ源太なんじゃないかな〜」とか言ってたし
もしかしたらこれから戦争があって通天閣が徴兵されて戦死したら........とか色々考えてしまいます。
株をやって稼いでる和枝はんも、世界恐慌で破産に追い込まれるんじゃないか.......とも。
巨大な歴史のうねりに飲み込まれて行くであろう、これからの「ごちそうさん」。
どうなることやら。
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SF映画ベストテン。  


ワッシュさんの「男の魂に火をつけろ!」というブログで「SF映画ベストテン」という企画をやっているのでわたしもしれーっと乗っかっておこうかと思います。

昨年はホラー映画ベストテンという企画でしれーっとこんな記事を書いたりしてました。
もうあれから一年経つのか.......

というワケで今年もしれーっとベストテン発表しちゃいます!


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第1位/ブレードランナー

ありきたりだとは思うんですが、これを超える「未来のヴィジュアル」にお目にかかった事がないです。
観れば観るほどに、色褪せるどころか輝きを増して行く、こんな映画は他にない。
デッカードとレイチェルが初めて出会うシーンなんかもう素晴らしすぎて。

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第2位/未来世紀ブラジル

テリー・ギリアムといえばやっぱりこの作品が一番好きだったりして
夢と現実の境目がだんだん分らなくなるあたりとか
ハッピーエンドと思わせといて実はバッドエンドだったりとか
こんなトチ狂ってる世界観を持った映画はなかなかないですし。

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第3位/エイリアン

凶悪なエイリアンの造形も素晴らしいが
ノストロモ号の内部の作り込みも素晴らしく
エイリアンよりも船そのものが持つ雰囲気のほうが怖い気がする。
ラスト近くで完全に油断したリプリーが服を脱ぎ出して半ケツが見えてたのは
初見が小学生の頃だった私には刺激が強過ぎた。

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第4位/ダークシティ

確か昔おすぎが大プッシュしてたような記憶がある。
確かに、世界観もしっかりしていて大変に面白い映画だった。
そんな事よりも何よりも、ジェニファー・コネリーがジェニファー・コネリー史上最も可愛らしい時期であり
その可愛さを思う存分堪能できるという点でも貴重な作品である。

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第5位/マトリックス

初見での驚きはハンパなかった。
まさにエポック・メイキングと呼べる作品であり
この映画を境にSF映画のヴィジュアルは大きく変わっていったように思う。

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第6位/第9地区

マトリックス以降のSF映画の、ひとつの到達点とも言えるSF映画。
終盤のパワードスーツでの戦闘がアツい。アツ過ぎる。
アツ過ぎて涙が出てくる。

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第7位/遊星からの物体X

今ではなんでもかんでもCGな風潮だけど
CG以前の、特殊メイクという技術の最高到達点がこの映画にあると言っても過言ではない。
あまりにもグロ過ぎてちょっと笑ってしまう程。
特に、首だけになって足とか目がニョキニョキ生えてくるのとか。やりすぎ。

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第8位/ヒドゥン

宇宙人にも好き嫌いはあって、車ならフェラーリ派も居たりポルシェ派も居たり、ヘビメタ好きだったり
銃撃戦がやたら派手だったり、当時まだ無名のダニー・トレホさんが一瞬だけ映っていたり
結構泣けるラストシーンだったり、思い入れが深過ぎてもう........

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第9位/イベント・ホライゾン

宇宙の果ては実は地獄でしたよー!うぎゃー!
という大変にノリの良いSFホラー。
短い尺にギュッと詰まってる感じも好き。エンディング・テーマがプロディジーだったりするのも好き。大好き。

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第10位/SUPER8

とにかく子供たちが頑張ってて良い。
逆に大人達の方がいろいろと引きずっててなかなか前に進めないのも切ない。
エンドロールで流れる自主制作の映画もね、泣けてくるよね。



........そんな感じのSF映画ベストテンでございました。
もちろん他にも好きなSF映画は色々あるわけですが、今回悩みに悩んでこの10本でございます。


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パトロネ  

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「パトロネ」

藤野可織/著

同じ大学に入学した妹と同居することになった「私」。妹を追うようにして写真部に入った私は、顔に皮膚炎をわずらいながらも写真の魅力に少しずつ引き込まれていく。そんな私を妹は意図的に無視し続ける。いびつな二人暮らしが続くなか、ある日妹は荷物と共に忽然と姿を消して…。現実世界に突如現れる奇妙な出来事を丁寧な筆致で掬い取る。第149回芥川賞を受賞した著者の小説二作品を収録。(Amazonより抜粋)

「パトロネ」もしくは「パトローネ」の意味/
パトローネ(ドイツ語: Filmpatrone)は、写真機にフィルムをそのまま装填できる円筒形の容器である。とくに写真用35mmフィルム(135フィルム)用のものを指し、英語由来の外来語フィルムカートリッジ(英語: film cartridge)、あるいはフィルムカセット(英語: film cassette)は、それ以外のものを含めたカートリッジ式(カセット式)のロールフィルム全般の容器を指す[3][4]。たんにカートリッジ、カセットとも。(ウィキペディアより抜粋)



さて、もう11月です。
今年もあと60日をきってるとか思うと身の毛もよだつ思いがするwataruでございますこんにちは。
最近は更新も滞りがちなうえに映画ネタもあまりありませんでして......とはいっても色々観てはいるんです。

スタローンさんの骨が太すぎるにも程がある骨太映画「バレット」
シュワちゃんの金曜ロードショー感満載の楽しい映画「ラストスタンド」
ダコタ・ファニングが大人になってキレイになったけどどっからどう見ても余命9ヶ月の病人には見えない湿っぽい難病映画「17歳のエンディングノート」
ドジっ子レザーフェイスが可愛くて可愛くて仕方がない「悪魔のいけにえ/レザーフェイス一家の逆襲」などなど。

それにしても悪魔のいけにえの方はこれが正当な続編という事らしいんですが、キレキレのデニス・ホッパーが出てくる方の「悪魔のいけにえ2」は無かった事になるのかな?アレはアレで素晴らしい映画だったんですけどもね。

さて、そんな事はさておき、読書の秋でございます。
今回は「爪と目」「おはなしして子ちゃん」などの、当ブログにて大プッシュしております京都出身の作家・藤野可織さんの「パトロネ」の感想でございます。

この「パトロネ」は、芥川賞受賞作「爪と目」の前に出た本で、値段がちょいと高かったので今まで手を出しておりませんでしたがこの度めでたく文庫本化されまして、早速購入して読んでみました。

物語は、主人公の女性の部屋に、大学生になったばかりの妹が引っ越してくるところから始まります。
しかし、どうもおかしい。妹は徹底的に姉を「無視」し続けます。まるで姉などそこに居ないかのように。
姉は姉で「あんたがそうするなら」とその無視を受け入れ、奇妙な同居生活が始まっていきます。
どうもこのへんから「あっ、これはもしかして......」と、ある映画の事を思い出していたんですが
主人公である姉が皮膚病を患ったあたりから、物語は奇妙にねじれていきます。

読み進めていきながら、わたしはもしかしたらもうこの世には存在してなくて、実はもう幽霊になっているのに、幽霊になったことにすら気がついていないんじゃなかろうか、という感覚に陥りました。普通に働いてメシ食って映画観て寝て、自分の中に流れている時間は常に一定を保ってはいるけども、このあまりにも早い月日の流れは一体なんなのか、もしかしたらわたしはその「時間」の外で永遠にループし続けているだけなんじゃないか、と不安になってきます。心がゆっくりと乱されていくような、足元にあるはずの地面がゆっくりと溶けてなくなっていくような、そんな、いや〜な気持ちにさせられます。

巻末に収録されている星野智幸さんの解説にも挙げられていましたが、


そもそも時間なんてものは存在するのだろうか。見えやしないではないか。見えるのは、人間が死んでいったり、ものが古くなって壊れたりするありさまだけだ。
時間は物質ではないから積み重なりも流れ去りもしないし、剥がれ落ちたりもしない。積み重なったり流れ去ったり剥がれ落ちたりするのは私たちのほうだ。
「でも、あるんだってば」るりちゃんの声がよみがえる。
「見えないだけ。ちゃんとあるの」



なんかね、この文章がね、とても心に残りました。
そして物語はねじれにねじれて、これはどうなってるのかな、どうなるのかな、と思っていると不意に、ブツッと、突然に、終わります。結局のところこの姉は幽霊なのかそうではないのか分らないままだし、読み手としては「うわぁっ、せめてそこだけはハッキリさせてー!」というストレスだけが残りますが、わたし的には映画でもこういう「ええっ!?」という終わり方が大変に好みですし、こういうのは読む人の「好き嫌い」の問題というだけですので。

あと、同時収録されている「いけにえ」についても少し書いておきます。

主人公は中年の女性で、彼女はとある美術館の監視員。
特に絵に興味があるわけでもない彼女が美術館の監視員をやっている目的は、その美術館に現れる「双子の悪魔」を捕らえる事。そして、ちっこい猿のようなその「双子の悪魔」はどうやら彼女以外には見えていない。
しばらくして彼女は遂にその双子の悪魔を捕獲することに成功する。
彼女はその悪魔たちに何をしたのか.......?というのがおおまかな粗筋ですが
「ええっ、なんでそんな事すんの!?」
というような事をします。めちゃめちゃ驚きました。
驚きましたが、なんかこう、女の人ってこういう所あるよなぁ......と妙に納得してしまうところもあって
残酷さとメルヘンという両極端なものを行ったりきたり、というかそれらを同等のものとして見ているというか、そういうのはなんとなくですが40過ぎのおっさんにも分るというか。


そんな感じの「パトロネ」の感想でございましたが、全体としては「やや固め」という印象。後の「爪と目」で一気に爆発して、その後の「おはなしして子ちゃん」ではもっと世界が広がり、楽しく読みやすくなったかな。
一人の作家が成長してゆく様を見ているようで、読み手としても嬉しいです。

読書の秋ということで、読書好きな方はお手頃価格になったこの「パトロネ」を読んでみるのもいいぢゃない!


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