先日のタイのステージレースのレポートです。三日分なので長いです。。。まお
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レース名 The Maha Chakri Sirindhon's Cup Women's Tour of Thailand
■2012年4月8日〜10日
■場所 タイ国 チェンライ
■使用機材など
・フレーム:MUUR 727R
・ホイール:MUUR MUR3000
・タイヤ:コンチネンタル グランプリ4000S
・ヘルメット:OGKレジモス
・グローブ:OGK PRG2
・サングラス:オークリーレーダー

三番目が私で〜す。ピンクが中国ジャイアントプロチーム。先頭のインドネシアの選手はトラック選手っぽい太もも。。。
三日間のステージレース。参加チームは11チーム。アジアのナショナルチームがほとんどでした。
・日本 あさひレーシングチーム
・中国 ジャイアントプロレーシングチーム
・韓国 ナショナルチーム
・タイ ナショナルチーム
・タイ オールスターチーム
・ベトナム ナショナルチーム
・カザフスタン ナショナルチーム
・スロベキア ナショナルチーム
・マレーシア ナショナルチーム
・インドネシア ナショナルチーム
・シリア ナショナルチーム
日本チームの構成は、、、
萩原、豊岡、針谷、吉川、智野の5人。
もちろん日本チャンピオンである萩原がエース。トラック競技に強い吉川がスプリンター。豊岡さんが萩原、吉川のアシスト、針谷と自分はフリーに動くアシスト。
■第1ステージ
・距離96.1km。
・スプリントポイント(SP)41.8km地点
・山岳ポイント(KOM)86.2km地点
(ポイントを1位通過すると3秒のボーナスタイムがある(確か)。)
平坦基調のなだらかなアップダウンが続くコースで、KOMだけガツンと一気に上り、下ってからはまた平坦基調になるコース。ゴール2キロ手前で未舗装路区間がある。
・レース展開
パレード後、スタートからは超スローペース。時速32キロくらい。
そんな風に進んでいくも、やがてアタック合戦が始まる。自分は前に位置取り、アシストとしてチェックに入ることに専念。何回も続くが、全然逃げが決まる気配がない。
アタックをかける選手がどの選手かを見ることで、すぐ行かなくてはいけないのか、じっくり追いかければ大丈夫なのか、を判断。走っていくうちになんとなく感じがつかめてきた。
SPを通過したあともそんな感じで進んでいく。
一度自分もゆるいのぼりが続く場面で抜け出してみるもカザフスタンの猛追にあい失敗。結局KOM地点まで集団のまま。
KOMは距離は短いが勾配がけっこうきつい坂。そこで集団が一気にばらけた。先頭集団は20人くらいだったと思う。萩原が先頭のほうで、針谷が後方に位置どっている。自分はその集団の最後尾から4秒くらい遅れて一人でKOMを通過。最後の踏ん張りが利かなかった。下りで追いつきたいところだったが、上った距離も短いので当然下りも一気に下って終わってしまった。
ちなみにレース後のMAX速度は時速75kmだったのでここの下りでの記録だと思う。これで勾配のイメージつきますかね??
自分は一人、前は集団なので当然追いつくのはとても困難。「う〜ん。。。」と思っていると後ろから「マオ――ッ!!」と豊岡さんの声が、、、!! 4人の集団で追いついてきた。
「よかった!」当然ローテーションしていくほうがスピードも上がるし、自分の力の消費も抑えられるので待って合流。
この小集団でローテーションをしているとカザフスタンを先頭に大集団が追いついてきて、それに合流し無理することなく前の集団に追いつくことができた。前にいた集団もその後のアタックが決まっておらず、結局レースは振り出し状態。
しばらくすると未舗装路区間に突入。もちろん砂利あり、石あり、道もボコボコ。しかもこの区間を過ぎればもうゴールが間近のため、より緊張感が高まってくる。
強豪のチームは列車を組んでいる。日本も豊岡、萩原、吉川が前のほうにいる。自分は位置が悪く前に出られない。真ん中より少し後方くらいか。
ゴールまでの距離看板が1km、500m、300mとなっていくにつれてスピードも殺気もどんどん上がっていく!初日だし無理も禁物と思いそのままゴールになだれ込む。タイム差なしの35位。
チームでは萩原が3位に入った!1位はスプリントでアジア選手権でも2位か3位になっているタイの選手だった。韓国の選手たちもスプリント強い選手がそろっている。
・第一ステージの順位
1位Jutatip MANEEPHAN タイ 2:49:38
2位Chaek-Yung LEE 韓国 +0
3位Mayuko Hagiwara 日本 +0
12位Chisako Harigai +0
24位Miho Yoshikawa +0
35位Mao Chino +0
45位Ayako Toyooka +42
■第二ステージ
・距離130km。
・SP 30.8km地点
・KOM 118.1km地点
今回の中で一番きついコース。はじめは平坦基調で少しアップダウンがある。その後、未舗装路からコンクリートのボッコボコの道で、穴(直径30cm位)がいたるところにある道が20kmくらい(だったと思う)あって、その後また短いアップダウンがつづいて、KOMを超え、その後はまた大きなアップダウンがあり、最後平坦からの下り基調でゴール。
・レース展開
昨日の着順から、要注意チームを考えて走らなくてはいけない。昨日KOMを獲った韓国チーム、逆に昨日入賞していない中国チーム。上りで勝負に来るだろうし、序盤から逃げをつくるかもしれない。もちろん日本チームもリーダージャージを獲るべく全力で走る。
序盤は何度かアタックがかかるが特に決まる気配もなく逃げては追いかけて吸収、の繰り返し。
そのままSPに突入。吉川にとらせるべく、2km前から自分は豊岡さん、吉川の前に行く。このとき横はカザフスタン。SPが近づくにつれて、どんどんスピードが上がるし、中国などほかのチームも前の位置を取るべくガンガン入り込もうとしてくる。
はっきり言って、自分はこのとき役に立たなかったと思う。経験不足というか、ほぼはじめての事だったので要領がうまくつかめなかった。そのあとは豊岡さんに変わり、自分は真ん中のほうで通過。失敗。自分の力不足を痛感。
その後小さなアタックの掛け合いはあるもそのまま悪路へ突入。
最初は未舗装路で砂埃がすごい、カーブもあり、すごいコースだ、と思っていたら次はもっとすごいことに。
コンクリートなのに、ボッコボコで穴ぼこだらけ。未舗装路は砂が浮いていて怖いけどここはデコボコ・ガタガタですごいことに。
そこでアタックがかかる。はじめ韓国が逃げた。それを追いかけて捕まえる。そのあと何回かアタックがかかっては吸収の繰り返し。
悪路に入ってからのスピードはレースが動いていたので、だいたい時速40〜45kmくらい。そうこうしていると中国の逃げが決まった。そうすると韓国チームが猛追開始。それに伴って集団の速度があがる。ふとメーターを見ると時速47キロ。けっこうな速度が出ていました。猛追のかいがあり、逃げを吸収。その後、道も普通の舗装路に戻った。
ここでも、アタックがかかったり、吸収したりが何度か続く。
そうすると75km地点くらいで韓国、中国を含む4人くらいの逃げが決まりかける。日本チームは入っていない。自分は前の方にいたが先頭の方にいるのは逃げに乗っているチームだったからもちろん追いかけようとしない。残りの距離を考えてもこれはやばい!と思い全力で追いかける。後ろを振り返るとチーム的にローテーションに加わる可能性がない。これはひとりでおいかけるしかないのでペダルをぶん回す。そのとき後ろの方に萩原が見えていた。
そして追いついて吸収したところで、萩原がアタック!いい感じで小集団でまとまり7人の逃げが決まった。
自分は後ろに下がって体力の回復を図る。逃げを追いかけようとする感じもないし、集団はペースダウンして落ち着いた。
バイクで逃げのタイムが知らされる。どんどんタイムは開いていく。
この集団の中からもアタックがかかる場合もあるので、中国、韓国の場合は要注意だったがそれも決まることはなくそのままKOMに突入。KOMは10%の上りが1km。距離は長くはないが集団はばらけた。15人の集団になった。自分は最後尾で上りきり、くだりに突入。
そのあとのアップダウンもその集団のまま越えていく。
最後は街中に入るとゴールが近くなると聞いていたので、スプリントに備えて位置取りを考える。
今回、韓国がスプリントに強い感じがしたのでその後ろにぴったりつくことにした。
ゆるく右にカーブして下り基調でゴールになる。看板が1km、500m、となるにつれどんどんスピードが上がる。
300mになったあたりから韓国選手や中国がいき始めたがとにかく韓国についていって最後差すことを考えていたが、20cm届かず集団の二番目でゴール。
全体では9位で萩原は2位だった。逃げの集団はKOMで萩原と中国の二人になってそのふたりでのバトルだったらしい。吉川は残念ながらメカトラでDNF。

最後のゴールスプリントのときの写真。この前に先行して韓国選手がいます。
第二ステージ順位
1位Xin LIU 中国 3:39:13
2位Mayuko Hagiwara +1
3位Sun Ae CHOI +1:14
9位Mao Chino +5:32
17位Chisako Harigai +5:32
30位Ayako Toyooka +8:18
DNF Miho Yoshikawa
■第三ステージ
距離89.3km
SP36.7km地点
コースは国道を行って折り返してくるアップダウンは全くない平坦コース。
・レース展開
昨日の時点でリーダージャージは中国。日本はもちろんそれを獲りに狙う。
序盤から韓国がアタックに次ぐアタックの繰り返し。チェックに入るが結構きつい。韓国はタイム差を稼いでゴールすれば総合を取れる可能性があるから攻めまくっていたのだろう。
最終日というだけあってもうどのチームもみんなが捨て身の覚悟だ。
日本としてはSPで秒数を稼ぎたいし、中国にそれを取らせたくない。そして秒差を開いてゴールができればリーダージャージが獲得できる。
序盤からとにかくアタック合戦が続く。SP前で豊岡さんがしかけたアタックが決まったと思ったが、それも決まらずその状態が繰り返される。
そしてSP。できるだけ前を陣取るが、結局かわされてしまったし、萩原がとることもできなかった。
折り返し地点。萩原を含む逃げが決まりかけたがそれもまた吸収されて決まらない。
残り10km地点で萩原が単独アタックで逃げた。萩原も勝負に出た。
しかし、中国が列車を組み始め、追いかけ始める。中国はリーダーを一番後ろにおいて前の四人がぐるぐる回して追いかける。自分も萩原が逃げたあとすぐに前に上がって中国のリーダーの後ろにぴったりついた。そのまま逃げ切ってくれと祈るように思いつつも4人のローテーションの速さにはさすがに勝てず、つかまる。また振り出しに戻った。
また韓国がかなり頻発にアタックをしかけるが、結局決まらない。
自分が一番後ろに回った時、隣の韓国選手がこれがラストチャンス!という雰囲気200%でアタックを思いっきりしかけた。が、隣にいた自分はタイミングがよく見切っていたのでそれに付いていった。
彼女は決まった気満々だったぽいが後ろに私がぴったりついていたのを見て速攻踏むのをやめてしまったのでそれもすぐ吸収された。
もう距離的にゴールスプリントになるのは間違いなかった。
これで最後だからもう思いっきりやるだけ。できるだけ前の位置をとるようにしてゴールを目指す。もうみんな死ぬ気じゃないかというほど殺気だっている。自分ももう絶対譲るわけにはいかないので必死。
結局なだれ込みゴールで順位は19位。結果は中国が二位で入って総合1位を守った。
・第三ステージ順位
1位 Chaek-Yung LEE 韓国 2:30:11
2位 Xin LIU 中国 +0
3位 Jutatip MANEEPHAN タイ +0
19位 Mao Chino +0
22位 Ayako Toyooka +0
24位 Mayuko Hagiwara +0
27位 Chisako Harigai +0
■総合結果
1位Xin LIU 中国 8:58:43
2位Mayuko HAGIWARA 日本 +10
3位Sun Ae CHOI 韓国 +1:29
15位Chisako HARIGAI +5:51
18位Mao CHINO +5:51
34位Ayako TOYOOKA +9:19
■反省
今回の目標はUCIのポイントをできるだけ多く取ること、そしてチームが優勝することだった。
UCIのポイントに関してはもちろん順位が上であるほど高ポイントなので優勝してポイントを取ることがベストの形だったが、それはできなかった。
リーダージャージの獲得ができなかったことはもちろんアシストの自分の力不足が原因のひとつ。
走力の面では、スプリント力、上りの力、追いかける独走力などすべてにおいてのレベルアップが必要なのは言うまでもないことだ。だが、自転車のロードレースにおいてはそれだけでは勝てない。
常に動いているレースの中で自分がどの動きをしなくてはいけないのか、どのような展開が起こりえるのかという思考力、そしてきっかけをつくる動きを仕掛ける判断力、さらには自分がここで行くという勇気が必要だ。
これからもこういう機会を与えてもらえることができた時に、自分の力を全部出し切れるようにしっかりと練習を積んでいきたい。
次は4月29日に岩手で行なわれる全日本選手権に出場します。応援よろしくお願いします!

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