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「新・猿の惑星(1971年)」「猿の惑星/征服(1972年)」  映画

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「新・猿の惑星」(1971年)

原題/ESCAPE FROM THE PLANET OF THE APES
監督/ドン・テイラー
出演/ロディ・マクドウォール、キム・ハンター、他。

前作でテイラーが地球をぶっ壊しちゃったので、どーやって続編を作るのかと思っておりましたら、なんと今度は猿が現代の地球にタイムスリップしてきて、物語は新たな局面を迎えます。

現代にタイムスリップしてきた猿は三匹。過去2作品ではお馴染みの猿ジーラとコーネリアス、そしてマイロ博士。マイロ博士はとても頭が良く、テイラーが乗ってきた宇宙船を湖から引き上げ修理し、地球滅亡の直前にその宇宙船で脱出したんですな。で、その爆発の影響なのかどうかは分りませんが、なんとなくタイムスリップしちゃった的な感じで。

さて、過去の地球....というか現代の地球(1970年代)に喋る猿が現れた!という事で一躍人気者となったジーラとコーネリアス。あ、マイロさんは.....動物園でゴリラに絞め殺されました.....可哀想に......

70年代風のファッションに身を包んだジーラとコーネリアス、めちゃめちゃチヤホヤされます。超VIP待遇です。いいなぁうらやましいなぁ。ジーラなんか婦人会の講演会で演説とかしちゃったりして。お酒で酔っぱらったりしてふにゃふにゃになったりなんかして。ああもう可愛いわジーラ!

さてそんなほんわかした前半部分から一転、後半は一気に作品のトーンが重く、暗くなっていきます。遠い未来に猿が人類にとってかわることを知ったお偉いさんたちが、ジーラとコーネリアスの生殖能力を奪い、子孫を残せないようにしようと企みます。折しもジーラは妊娠中、その子供までも堕ろしてしまおうとします。身の危険を感じたジーラとコーネリアスは施設から逃亡し、元から彼らに好意的に接していた科学者たちの手を借りてサーカス団に身を隠します。
サーカス小屋のなかで無事に子供を出産するジーラ。猿の未来を担うその子供に、動物園でゴリラに絞め殺された可哀想な「マイロ」の名を授けます。

あれっ、そうか最初はシーザーじゃなかったのか......この名前の件は次回作「猿の惑星/征服」でちゃんと描かれております。

さてサーカス団にも追っ手が迫り、ジーラとコーネリアスは子供を守るために策をうちます。サーカス団で生まれたチンパンジーの子供とマイロとすり替えるんですね。
その後ジーラとコーネリアスは港に追いつめられついには射殺されてしまいます。いやもうほんと可哀想です。つらいわー、こんなのないわー、ひどいわー......

この作品ではジーラとコーネリアスの夫婦愛に重きを置いて描いていますので、もう感情移入しちゃってラストなどは泣いてしまいましたよぅ......

サーカス団に預けられたマイロが「ママ....」と言葉を発して終わる幕切れも、この先に待ち受けている彼の過酷な運命を予感させるもので、とても気が重たくなります。


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「猿の惑星/征服」(1972年)

原題/CONQUEST OF THE PLANET OF THE APES
監督/J・リー・トンプソン
出演/ロディ・マクドウォール、ドン・マーレー、ナタリー・トランディ、他。

前作は1970年代の話でしたが、今回はそれから20年後の1990年代の話になります。
わずか20年の間に猿たちは大変に進歩し、まだ言葉は喋れないものの人間の労働を担って社会に貢献するまでになりました.....というかキッツイ仕事は猿たちに全部やらせてこき使うという、奴隷みたいなもんですが。

何故猿たちはここまで進歩したのか?というのは前作「新・猿の惑星」でコーネリアスが語ったように、まず犬や猫にしか感染しないウィルスが世界に蔓延し、犬猫は絶滅してしまいます。ペットが居なくなった人類はそれに耐えきれず、猿をペットとして飼いだした。それが発端となり猿の知能は大幅に向上して掃除や洗濯、料理などもこなすようになり「これは使えるぞ!」と思った人間たちは猿をペットではなく奴隷として扱う様になっていきます。

前作でコーネリアスは「わずか2世紀の間に」と言っていましたが猿の進化は予想以上に早く、わずか20年の歳月でここまで進化したのです。知性を獲得した猿たちは奴隷として扱われることに不満で、ちょいちょい反抗したりするんですけど、人間の武力にはまだ対抗できず虐げられたまま。そう、猿たちは待っていたのです。彼らを導く「リーダー」を。

能ある鷹は爪を隠すが如く、喋れるはずのマイロはフツーのチンパンジーのフリをして、こっそりと仲間を集めてアジトを作り、着々と「革命」への準備をすすめます。
マイロはこの作品で「シーザー」と名乗るようになりますが、その辺が描かれているシーンがとても印象的でしたね。

「人間どもよ、今にみておれでございますよ」
と、丑三つの村の犬丸くんじゃないですけど、彼の心の中で燃えさかる憎悪の炎を見たような気がします。
そんな中、ある黒人だけがシーザーの味方....というか理解者になるんですが、「暴力でしか革命はなし得ないのか!?」と問いかけます。もともと平和主義だったチンパンジーがここまで怒り狂う程の事をしてきた人間たちが悪いのは承知なのですけど、もっと何か他に手はなかったのか。
しかしシーザーは猿だけの国を作り、人間を徹底的に排除すると宣言します。
そう、本当の意味で「猿の惑星」はここから始まるのです。

それまで人間が幾度となくおかしてきた過ちを、今度は猿たちがやる事になるわけです。
結果、2000年後には地球は消滅してしまうわけですから。

今回の猿シリーズは全てブルーレイで鑑賞していて、この「猿の惑星/征服」は公開当時に過激すぎるとの理由で削除された暴力シーンを追加した「完全版」での鑑賞でしたが、なるほど確かに暴力的です。人間が火だるまになったりとか結構血みどろな場面があったりとか、かなり衝撃的でしたね.....
さて残すは「最後の猿の惑星」のみですが、この壮大なドラマにどう決着をつけるのか、ひじょうに楽しみなところでもあります。

それでは今日はこのへんで.....うっきっきー!!

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2011/11/6  22:20

投稿者:wataru

★亀母さん>
今回観たシリーズの中では「新・猿の惑星」が一番良かったかなぁと思います。ジーラとコーネリアスはほんとにいい夫婦で、最後あんなふうになってしまうのがとてもつらかったです......
ちなみに最近うちのテレビに奈良テレビが映りだしましたw 電波状態はあまり良くないですけど。

http://sports.ap.teacup.com/watarusuper/

2011/11/6  20:47

投稿者:奈良の亀母

このシリーズは京都放送で観た様な・・・。
ジーラとコーネリアスの夫婦愛に涙。
黒人男性が「奴隷の子孫」である黒人としての
立場からシーザーに慈悲と寛容を求める場面に
考えさせられました。
地デジになってから京都放送が全く写らなくなって
しまいました。トホホ。

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