少し前に書いた借りた本を読み終えてしまった後、手持ちの古い文庫を引っ張り出して今2冊目、同じ作家のシリーズ物で1冊目は昭和52年に雑誌連載って奥付、エンターテインメントとして面白いんだけれど、さすがにほぼ半世紀前の時代背景で描かれているのでどうしても古さが・・・学生時代だったかに星新一を片っ端から読んでいた時に、時とともに古くなるのを避けるために通貨の単位など時代を表すものは架空のものを使って云々って、作家としての信条を書いていたのを記憶していますが、今読んでいるもので痛切にそのことを感じてます。
簡単な事例として、通信手段やインターネット・GPSといった今ではごく普通に使われているものが、ようやくコンピューターが登場してデータ処理に使われるようになった段階、今の普及した技術でさえ当時は夢物語、大掛かりな仕掛けなんか全く不要になってしまって話が成立しなくなってしまう感じ、それでもそれなりの筆力が読ませてくれるので、今月いっぱいに延長された緊急事態宣言期間を使って読もうと思ってます(*^^)v

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