映画とか自転車とか音楽とか色々。 基本的に映画がメインで、あとは気が向いたら自転車に乗ったり音楽を聴いたりゲームをしたり漫画を読んだり酒を飲んだり煙草を吸ったり。そんなテキトーなブログでございます。 Instagram←Instagramはじめました。よかったらフォローしてねっ♪
イン・マイ・スキン/人には言えない、私が本当にしたいこと  映画

クリックすると元のサイズで表示します

「イン・マイ・スキン/人には言えない、私が本当にしたいこと」

原題/Dans Ma Peau
監督・脚本・主演/マリナ・ドゥ・ヴァン
出演/ローラン・リュカ、レア・ドリュッケール、他。

あらすじ/
30歳になるOLのエステル(マリナ・ドゥ・ヴァン)の人生は順調だった。恋人ヴァンサン(ローラン・リュカ)との新生活を控え、仕事では副部長に昇進。そんなある日、エステルはパーティーに出席して、転んで足をケガしてしまう。しかし彼女はその傷に痛みを感じることはなく、まるで自分の皮膚ではないような不思議な感覚を覚える。それから彼女は自らの体を傷つけ、肉体との対話を始めるようになった。その抑え切れない自傷行為は、ヴァンサンや、妬み深い友人のサンドリーヌ(レア・ドリュッケール)らに隠すことのできない域にまでエスカレート。クライアントとのビジネス・ディナーでは、自分の腕を傷つける幻想に襲われ、上司から叱咤されるほどの失態をおかし、ヴァンサンとの会話も上の空。もはや他人の目をごまかすことができなくなったエステルは、ホテルの一室を借り切って、恍惚としながら自分の肉を切り刻むのだった。(goo映画より抜粋)


な...なんだこの映画.....

リンクさせて頂いているoff hollywood moviesのsycoさんがこの映画のレビューされていたのを見て、あっ、コレわし好みの映画なんじゃないかと思って借りてきてみたんですが.....こちらの想像を遥かに上回るおっそろしい映画でありまして、今ちょっとショック状態で頭が痛いです。

世に切株映画は数あれど、この映画は特殊。かなーり特殊。
もう本当に血まみれなので切株と書いてしまいましたが、正確に言うなら切株ではありません。ちなみにホラーでもありません。どっちかっつーと「凹み」系か?なんだかミヒャエル・ハネケの「変態女教師エリカ」.......ではなく「ピアニスト」を連想してしまったのですけど。

自傷行為の克明な描写で、ヨーロッパ各国ではR指定がついたり、上映中耐えきれなくなって席を立つ人が続出したとか、まー大変な事になっとるわけですわ。

sycoさんは「自分にも思い当たるフシがあるから怖い」と書かれておりましたが、実はわたしもこの映画の中で「思い当たるフシ」がいくつかあり、とーっても怖くなってしまったワケでございます。

クリックすると元のサイズで表示します

●エステルがある朝起きると....

横になって寝てるときによくこうなるのですけど、身体の下敷きになっている腕に血液が回らなくなり、感覚が無くなってしまう。ハッと気が付いて身体を起こし、下敷きになっていた腕を解放してやると、最初は全く力が入らず腕はダラーンとしている。そのうち血液が回り出して、じわじわと腕に感覚が戻ってくる。切り離された腕が自分の身体に戻ってくる、という妙な感覚がちょっと楽しかったりするんです。

●そして食事のシーンで主人公エステルが幻覚を見てしまう場面。

例えばアウェイの飲み会に参加してしまった時など、まったく興味の無い話やどーでもいい話にうんざりしてしまっている時、会話を聞いてはいるのだけど全く頭に入ってこなくて、逆に周りの音の方が大きく聞こえてきたりする。笑い声、足音、食器がこすれる音.....自分は確かにそこに居るのに、身体が確かにそこにあるのに、中身はどっかへ離れてしまっている。すると、とてつもない不安に襲われたりする。

この映画のテーマは「自分の身体に対する違和感や距離感」であると、監督・脚本・主演の三役をこなした才女マリナ・ドゥ・ヴァン(なんとわしと同い年!けっこんして!)は語っておりましたが、エステルはその違和感や距離感を埋める為に自傷行為に走っていったのでしょう。自分が自分でないような感覚に襲われたとき、「痛み」によって自己を確認し、そして「自分はここに居て確かに存在する!」という安心感が得られるのではないでしょうか。

しかしどうも、エステルの自傷行為はそれだけではなさそうな気がするのです。

全身血まみれになって自分の生皮を食べたりとか、傷口の写真を大量に撮ったりとか、あげくのはてに自分で剥いだ生皮をホルマリン漬けにしたくて薬局に相談しに行ったりとか(個人にホルマリンは売れないので「なめす」事を勧められる....ううっ.....きもい)、とてもじゃないが理解できない行為に走っていくエステル。

でも、エステルさん行為の最中はとってもキレイな顔をしてる。
恍惚の表情とでも言うんでしょうか.....めちゃくちゃエロいと僕は感じたんですよ。
自傷、というよりは自慰に近い感覚ではないのだろうか。上手く言えないですが。

僕ぁ何故か「血まみれの女」はセクシーだな、と感じる事が多い。「フロンティア」や「屋敷女」、「ディセント1&2」とか.....どちらも「男は無用」の女だらけのホラー映画なのですが、この「イン・マイ・スキン」も「男は無用」。彼氏居るんですけどね。まーこの彼氏何の役にも立ってないです。あ、確かこの彼氏「変態村」の可哀想な主人公だったような気がする。

しかし凄まじい映画を撮ったもんだ。参りました。

クリックすると元のサイズで表示します
↑恍惚のエステルさん

人気ブログランキングへ←よろしかったらポチッと♪
1



トラックバックURL

トラックバック一覧とは、この記事にリンクしている関連ページの一覧です。あなたの記事をここに掲載したいときは、「記事を投稿してこのページにお知らせする」ボタンを押して記事を投稿するか(AutoPageを持っている方のみ)、記事の投稿のときに上のトラックバックURLを送信して投稿してください。
→トラックバックのより詳しい説明へ




AutoPage最新お知らせ