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「ドラゴン・タトゥーの女」「第7鉱区」  映画

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「ドラゴン・タトゥーの女」

あらすじ/
雑誌「ミレニアム」の発行責任者ミカエルは実業家の不正を暴くが、逆に名誉毀損で有罪判決を受ける。そんな中、かつての経済界の大物一族の長ヘンリックがある依頼をする。40年前に起きた、彼が最も愛情をかけていた16歳の娘ハリエットの失踪事件の謎を解く事だ。やがて彼の助手として情報収集能力に長けた天才的ハッカーの“ドラゴン・タトゥーの女”、リスベットが加わる。そして2人は、一族の忌まわしい過去を知る事になる。(goo映画より抜粋)

実を言うと、わたくし、デヴィッド・フィンチャー監督の映画は「ファイトクラブ」以降観てなかったりします。ゾディアックとか、ベンジャミン・バトンとか、話題になったソーシャル・ネットワークとかも。

なんで観なかったのかと言うと、わたしの中ではファイトクラブで燃えつきちゃった感があるのですよね、なんか。いや、多分観たら面白いと思うんですけど、なんかこう、あのファイトクラブを越えるようなアツいものを感じられないんではないか、と......

そんなこんなでフィンチャー監督の映画は長いこと観てなかったわけですが、スウェーデン版の「ミレニアム/ドラゴン・タトゥーの女」をリメイクしたということで、これは観なくちゃいかんだろうという思いに駆られましてね。
あのオリジナル版はむこうで言うところの、所謂「犬神家の一族」みたいな、おどろおどろしいミステリーなわけで、こういう映画をフィンチャーがどのように料理するのかという所にとても興味があったわけです。

で、いざ観てみるとこれがなんとも「フィンチャーらしく」料理されていて面白かったんですね。お話的にはオリジナルに忠実なんですけども、その「絵」はとてもフィンチャーらしい。空間的な広がりを感じさせる「抜けた」絵作りと、映像も彩度を抑えて温度を低くし、いかにも「寒い国」っぽく感じさせてくれたし、容赦ない暴力描写もね、凄く痛々しくて良かったですね。

オリジナルと少し違うのはリスベットのミカエルに対する「気持ち」の度合いなんじゃないかなぁ。まさにフリーダムの象徴のようなリスベットはいちいちミカエルに許可を求めるし、それが最も顕著に現れていたのは「アイツ殺していい?」と言うあのシーンだと思うんです。

ハリネズミのように尖ったパンクファッションで人を寄せ付けない彼女の心情とは裏腹に、絶対的な父親のような存在を求め、かつ、愛されたい。そのあたりがラストシーンで「ミカエルのために革ジャンをあつらえる」という行動に現れているわけですけども、もうこういうの観ちゃうとたまんないですよね。ツンデレの「デレ」の部分というか、もーめちゃくちゃ可愛らしいの。

オリジナルではリスベットがミカエルの事を好き、というのは分るけども、ここまで乙女チックではないし、そういう心情を描くよりも二人の関係を「最高のパートナー同士」としたうえでミステリーに重きを置いているのでね、逆にこのリメイクはとても新鮮に感じられて、僕にはミステリーというよりは「恋愛映画」というふうに思いましたね。

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「第7鉱区」

あらすじ/
九州の西に位置する東シナ海の第7鉱区にて、韓国チームによって石油のボーリングが行われていたが、なかなか成果が出ない。しかし、過去に第7鉱区で父を亡くしたヘジュンは、ここに石油があると確信していた。ある時、ヘジュンの後輩が事故死してしまう。続いて生態研究員や医療担当官も謎の死を遂げる。状況を調査していたヘジュンは、得体の知れない生物が船内にいる事に気付く。船員たちは武器を手にその生物に立ち向かうが…。(goo映画)

韓国の怪獣映画で「グエムル」という素晴らしい大傑作がありましたが、この「第7鉱区」はなんとも残念な映画になってましたねぇー。

海が舞台なので「リバイアサン」、閉鎖的な空間なので「エイリアン」とかを連想させるものがあるんですけども、なんとも中途半端。CGの質がグエムルよりも落ちてるっていうのは一体どういう事なんでしょうかね。お金の問題なんですかね??

それに、ポスターではタンクトップで汗ばんだチャンネーがババーンと写っているので、これはもうヒロインが目当てという事になっちゃうでしょ?そう、怪獣よりも何よりも、闘うチャンネーがタンクトップで汗だく、というのを全面に押し出さなきゃいかんのです。
ですが、タンクトップ姿なのは前半部分のみで、怪獣が現れてからのヒロインはずーっとツナギを着てるんですよ。
わたしは終始「脱げぃ!タンクトップになれぃ!」と半ば呪いをかけるような気持ちで観ておったわけですが、そんな呪いも届かず、ツナギです、ツナギ。

そんなわけでこの「第7鉱区」はモンスター・パニック映画としてイマイチな出来だったんですけども、仮にこのヒロインが冒頭から終盤までずーっとタンクトップ姿で汗だくだったなら、ここまで悪く書くことはなかったと思います。

要はヒロインの見せ方!
ほんと、それに尽きるかなぁ......

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