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リヴィッド  映画

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「リヴィッド」

原題/LIVIDE
監督/ジュリアン・モーリー、アレクサンドル・バスティロ
出演/クロエ・クールー、カトリーヌ・ジャコブ、マリ=クロード・ビエトラガラ、ベアトリス・ダル、他。

あらすじ/
晩秋。静かなハロウィンの日を迎えた小さな港町。母(ベアトリス・ダル)の自殺に心を痛めるリュシー(クロエ・クールー)は、陰鬱な記憶から逃れるべく新しい仕事を始める。身寄りのない老人たちの元を巡り、身辺の世話をする訪問介護ヘルパーだ。指導役のミセス・ウィルソン(カトリーヌ・ジャコブ)と利用者の家を回るうち、車は田園地帯を抜けて大きな古屋敷に辿り着く。そこはかつて、厳格なバレエ教師として名を馳せた老婦人ジェセル(マリー=クロード・ピエトラガラ)の邸宅だった。ひとり娘のアナ(クロエ・マルク)に先立たれた彼女は昏睡状態となり、今は寝室で死人のように眠ったまま。孤独と沈黙に支配され、薄闇のなかで主と共に朽ち果てるのを待つばかりの屋敷にリュシーは圧倒される。研修初日を終え、漁師をしているボーイフレンドのウィル(フェリックス・モアティ)と合流したリュシーは、酒場で疲れを癒しながらジェセル邸の伝説を語る。資産家だった彼女は館のどこかに秘密の財宝を隠した……。素行の悪いウィルは悪友のベン(ジェレミー・カポーヌ)を誘い、リュシーに強盗計画を持ちかける。最初は渋っていたリュシーだが、父が恋人との同棲を望んでいると知り、犯行に加わる決意をした。もし大金があれば、どこか遠くできっと自由気ままな新生活を始められると考えたのだ。夜も更けた頃、ジェセル邸へ忍び込んだ3人は、ひとつだけ固く閉ざされた開かずの間を発見。鍵を入手し部屋に押し入ると、そこには死んだはずのアナが純白のバレエ衣装に身を包み、美しい人形のように佇んでいた。闇夜に悲しげなメロディが響き、ゆっくりと踊るように回転を始めるアナ。禁断の扉は開かれた。異次元の魔界と化した屋敷のなかで、想像を絶する惨劇の宴が始まろうとしていた……。(goo映画より抜粋。ていうかgoo映画3月いっぱいでおわっちゃうのね。あらすじ引用するのに大変重宝していたんですが.....残念。)

今夜は久々のフレンチ・ホラーです。
監督さんが度肝抜くスプラッター描写で観る者全てを震え上がらせた「屋敷女」のジュリアン・モーリー&アレクサンドル・バスティロということで前々から観たかった作品でございます。

ところがですよー、近所のツタヤにゃ置いてないし、それ以外に会員になってるレンタル店にも置いてないんですよー。困りましたねーどうしましょー、という事で本日はうちから遠くにあるGEOにいったらもしかして.....と思って行ってみたらビンゴでした。置いてましたよ。
目的はコレ1本のみで他には何も借りてません。ていうかうちからかなり遠いのでもう二度と利用することはないでしょう。GEOから家に帰るまでの道中急激に寒くなり雨も降り出して、身も心も冷えきった状態でキンキンに冷えたビールをチビチビと飲みながら鑑賞いたしましたよ。

うわー、ビミョー!

.....というのが率直な感想なんですけども、なんかねぇ、好きですよ、この映画。
全くホラー要素のない序盤の日常風景の描き方とかね、さすがフランス映画というかちょーオシャレでございます。ちょっとうっとりするぐらいにキレイなので、わたしのなかの乙女が20%ほど目を覚ましましたよ。

みていると気がつくんですけども、「あ、この映画女子が好みそうだなぁ.....」という感じで、雰囲気がとてもいいんですよねー。バタリアンズのコメンタリーでもきっと監督のどっちかはゲイなんじゃないかと言っていたぐらいですから、そのぐらいに乙女チックなホラー映画なんですよ。

劇中に出てくる古びたバレエ学校はまんま「サスペリア」で、しかも物語の設定上でサスペリアと関わりがあるというのも実に面白くて。なんなのこれ魔女三部作の番外編??

そして主人公リュシーと哀しみの少女人形アナ。リュシーとアナ。リュシーとアナ......リュシーとアナといえばパスカル・ロジェ監督の「マーターズ」のヒロイン二人組もリュシーとアナですねぇ。あのリュシーとアナもちょっと百合っぽい感じだったんですが、リヴィッドでのリュシーとアナも終盤などは百合っぽい感じになっておりましたし、なんでしょうか、リスペクトって事でよいのでしょうか。
百合っぽいといえば実は「屋敷女」もそんな感じでしたしねー、この監督さんたちはこういうのが好きみたいですねぇ。

全体的な雰囲気はとても良くて、陰惨なフレンチ・ホラーとはまた一味違う新境地を切り開いた感もあります。
謎は謎のまま、あえて説明もせず。この手合いは逆にキッチリ説明されちゃうと幻滅してしまう所もあるのでね、こういうのが丁度いいんですよ。なんだか分類不能な化け物もでてくるし......(このなんだか良く分らない化け物が評論家からは酷評されてるようで、「カテゴライズできないもの作るな!」って言われちゃったらしいですね。でも本人たちは新しいもの創ったった!と満足してるようですが。)

吸血鬼でもない、魔女でもない、ゾンビでもない、幽霊でもない、そして何故か機械仕掛けもあったりする、謎の化け物。そんな化け物であるがゆえに人間ばかりでなく太陽や月からも見放され、屋敷の中だけでしか存在することが許されないという哀しみ。魂を入れ替える事によって解放されるラストシーンはあまりにも美しくて、そして切ない。遠い目をしてうっすらと微笑むリュシーのカットで、この映画は終わります。

バタリアンズの方々も結局何がやりたいのかよく分んなかった、と言ってましたけど別にそれは分んないままでもイイ、とも言ってましたし、要はコレ雰囲気で楽しむ映画なんですよね。そういった意味ではここ最近こういう映画あまりなかったものでとても新鮮に感じられましたし、映画としても印象に残るものがあってとても良かったです。前作「屋敷女」の超絶スプラッターを期待してると脱臼するぐらいに肩透かしですが、「サスペリア」みたいな雰囲気でゴリ押す映画が好きな人にはたまらない映画だと思います。

特に女子にオススメ!



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2013/3/11  21:50

投稿者:wataru

★亀母さん>
どこ探しても見つからないので買ってしまおうかとまで思ってたのでラッキーでした。それにしてもヒロインのクロエ・クールーが物凄く魅力的だったのでそれだけでもう合格でございます。ほんとに今後楽しみな女優さんですね!

2013/3/11  20:28

投稿者:奈良の亀母

ずっと探していた作品を鑑賞できて良かったですね。
ヒロインのクロエ嬢の儚い美しさ・・・。
今後楽しみな女優さんです。
それにしても日曜日の気候の激変はジェットコースター
みたいでした。

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