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トールマン  映画

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「トールマン」

原題/ THE TALLMAN
監督/パスカル・ロジェ
出演/ジェシカ・ビール、ジョデル・フェルランド、他。

あらすじ/
広大な森と、迷路のような地下道に囲まれた炭鉱町コールド・ロック。6年前の鉱山閉鎖で急速に寂びれ、もはや死を待つばかりのこの町から、次々と幼い子供たちが消えてゆく。犠牲者は既に18人。誰が?何のために?謎は謎を呼び、人々は正体不明の子取り鬼を“トールマン”と名づけた。町で診療所を開く看護婦のジュリアは、ある晩、自宅から何者かに連れ去られた子供を追い、傷だらけになりながらも町外れのダイナーに辿り着く。そこに集う住人たちの奇妙な行動。やがて、想像を絶する真実が明らかになったとき、“トールマン”は忌わしい伝説と化す!(goo映画より抜粋)

いよっ、待ってました!
「マーターズ」のパスカル・ロジェ監督の新作「トールマン」。例によって近所のタヤツーには置いてないのでうちから遠いGEOまで借りにいきましたよ。ちなみにこちらのGEOは品揃えはイマイチなんですが何気にホラーコーナーに「レスト・ストップ」1&2のブルーレイが置いてあったりして(ていうかこれブルーレイなってたのね.....)ホラーに関してはタヤツーより充実している感じです。久しぶりに観てみたくなったな〜レスト・ストップ。変な映画だけど勢いあって楽しかったし。

さて、そんな近所のレンタル屋事情はさておいて映画の事を書きたいのですが、これね、内容を書こうとするとネタバレせずに書き通す自信がありません。それに、この映画に限っては予備知識一切なしで観てもらったほうが絶対に面白いと思うし。.........てゆーかもうこんなブログなんか読んでないでさっさと借りにいって観ちゃってください!

.............まぁそれだとブログ書く意味がないのでちょこっとだけ書いておきましょうかね。

まずジャンルとして「フレンチ・ホラー」というのがありましてですね、そのフレンチホラーはこの映画の監督パスカル・ロジェと「ハイテンション」や「ヒルズ・ハブ・アイズ」、「ピラニア3D」のアレクサンドル・アジャ、そして「屋敷女」、「リヴィッド」のジュリアン・モーリー&アレクサンドル・バスティロという4人の監督たちで成り立っているものと言っても過言ではないでしょう。よくよく考えてみればフランスのホラー映画ってこの人たち以外のって殆ど知りませんしね。

一番最初にフランスのホラー映画すっげぇ怖ぇぞ!と世界に知らしめたのは「ハイテンション」のアレクサンドル・アジャで、その後ハリウッドに渡り「ヒルズ・ハブ・アイズ」や「ピラニア3D」と立て続けに傑作を生み出します。アジャはハリウッドのシステムに上手い事のっかって4人の中では一番成功している人物です。

その後「屋敷女」というとってもとっても怖い映画が出てきてフランスやべぇ超やべぇ、ってな事になる訳ですが、屋敷女はそこそこヒットしたもののやはりフランス国内でホラー映画はなかなか作りづらいらしく、「リヴィッド」でのバタリアンズのコメンタリーでも言ってたんですが「お金がない!」らしいんですね。リヴィッドで来日したのはジュリアン・モーリーだけでアレクサンドル・バスティロは欠席。その理由が「お金がない」からだった、というのは本当にビックリしました。電車にも乗れないほどお金がないなんて......どうなってんですか........

で、僕の中でのフレンチホラーのトドメ的作品になったのがパスカル・ロジェの「マーターズ」だったワケでして、これはもう本当にねぇ、いい大人が「トラウマになる程怖かった」んですよね。物凄い映画だし評価されるべき映画だとは思うんですが、もう二度と観たくない。

これもバタリアンズのコメンタリーでの話ですが、マーターズの前に撮った「マザーズ」(←だったっけ?観たけど印象に残ってないの)がフランス国内で全然評価されず、次撮る時はインパクト重視で、という事で「まず一番最初に幸せそうな家庭が突如乱入してきたキ○ガイ女にショットガンで全員撃ち殺される」というアイディアから話を膨らませていったそうなんですねぇ、あのマーターズって映画は。
しかも、企画としては実は「トールマン」の方が先にあったらしく、これはちょっとお金かかりそうだからあまりお金のかからない「マーターズ」の方から先に作ったという事らしいです。なんやあの映画ただのつなぎだったのか。えぇー。.......それでも4億円ぐらいかかってるそうなんですけどね。

そんなこんなでようやく自分の撮りたかった「トールマン」を製作する事になるわけですが、子供が関わる内容なだけにいちゃもんつけられて「脚本書き直せ!」と言われちゃうんですが、根っからのアンチ・ハリウッドなパスカル・ロジェはこれを拒否。よってアメリカからの出資はあまり得られず、アメリカ/フランス/カナダとの合作になり脚本に惚れ込んだ主演のジェシカ・ビールもプロデューサーに名を連ねるなどして映画は完成。低予算とはいえ4億だったマーターズよりは遥かに大きいお金をかけているのは映像を見れば一目瞭然。あちらでいう「低予算」の感覚は邦画では十分なビッグ・バジェットなんだな〜とバタリアンズのコメンタリーに参加していた特殊メイクアップ・アーティストの西村善廣さんがとっても羨ましがってました。「あんな照明あてられないよ!」とか。

......フレンチホラー四天王、成功する者もいれば映画作ってもお金がないとか、色々あるんだなぁ。その中でもこのパスカル・ロジェはちょっと違う存在なのかもしれませんね。

それにこの映画、パスカル・ロジェが本来「自分が撮りたかった」映画というだけあって、なんかね、すっごいスタイリッシュなんですよ。オープニング・タイトルもむちゃくちゃカッコいいです。「あれ、この人こういうセンス持ってたんだ!?」というぐらいカッコいいですし、「良く出来た脚本だなぁ!」とか「このカットの繋ぎ方かっけぇー!」とか、いちいち感心してしまいます。主演のジェシカ・ビールも鬼気迫る演技で圧倒されますし、「ローズ・イン・タイドランド」や「サイレントヒル」、そして「ケース39」の天才子役ジョデル・フェルランドちゃんがいつのまにか大きくなっていてビックリです。めっちゃカワイイです。

この映画はホラーとして売り出していますがホラーではありません。
ですが観終わった後、心の奥深いところにザックリとナイフを突き立てられたような、ある意味「マーターズ」を超える程の衝撃的な作品です。

声を大にして言おう、

大・傑・作!!





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2013/6/2  22:39

投稿者:wataru

らんらん☆さん> ジョデル・フェルランドのラストの表情が素晴らしかったですね〜。自分が望んでた割にはあまり幸せそうじゃなかったりするのも、何か切ないですよねぇ。作品こそ少ないですがパスカル・ロジェは毎回何かを突きつけてくるような人なので今後も期待したいですね!

2013/6/1  0:27

投稿者:らんらん☆

引っ越し前のブログからチョクチョク拝見してます。センスの良い映画のチョイスがたまりません、それにしても、このトールマン、新しいホラーのジャンルが生まれた感じがします。ホラーもここまで深くなるんですね。ラストの少女の質問に答えれない自分が見えました( ;´Д`)
マーターズにはかなりトラウマが残りましたが、この監督これからも応援していきましょう(^ー^)ノ

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