何年ぶりだかわからんぐらいに久しぶりに観た映画。 映画
さて今日は、昔すぎて「何年前に観たんだっけなあ?」という映画の感想をいくつか書いてみようと思います。

「8o」
解説/「セブン」の脚本家による、猟奇サスペンス。うらぶれた私立探偵のトムは、大富豪の未亡人から奇妙な依頼を受ける。亡き夫の遺品の中にあった8mm映画について調べて欲しいということだ。だが、その8mmフィルムに映っていたものは、少女の殺害シーンだった。これは本物のスナッフ(殺人)・フィルムなのか? 調査を進めるトムはやがてハリウッドの裏側に潜むアンダーグラウンドの世界へとたどり着く。そのあまりにダークな世界で、真実を掴んだトムは自ら危険を冒し、自身の正義を貫くのだが…。(Yahoo!映画より抜粋)
いまやそのクドい顔だけで「ニコラスケイジナイト」なる映画館の企画ができてしまうほどの顔圧の役者、ニコラス刑事さん。この8ミリという作品は1999年の作品で、まだこの頃はこんなイロモノ扱いはされていなかったように思います。
解説にもあったように「セブン」の脚本家が絡んでいるので、なんかこう、猟奇的でありながらカッコいい映像が見れるのかと思いきや、カッコよさはなくめっちゃ猟奇です。
アンダーグラウンドの世界は超こわいです。変態さんがうようよ居ます。
そんな中でも飛び抜けて変態だったのは、これまで真人間の役を見た事がないピーター・ストーメア。
安定の人でなし演技が素晴らしかったです。
この映画の終盤、ニコラス刑事さんは「自らの正義」で変態さんたちに制裁を加えていくことになるんですが、ちょっと待って、気持ちはよーく分るけどいくらなんでも殺してしまって何の罪にも問われないのでしょうか?まぁ相手は殺されても誰も文句を言わないどころか感謝状もらえるぐらいのクズなんですが......
最後の変態さんは「俺は別に虐待されたわけでもない。生まれつきこうなんだよ!」と言っていましたがそこは自慢するところなんでしょうか。変態さんの言動はよくわからない.....

「ポンヌフの恋人」
解説/フランスの鬼才レオス・カラックス監督が、「ボーイ・ミーツ・ガール」「汚れた血」に続く“アレックス3部作”完結編として1991年に手がけた名作ラブストーリー。パリのポンヌフ橋で暮らす天涯孤独な大道芸人アレックスは、失明の危機と失恋による心の傷に絶望する女子画学生ミシェルと出会う。2人は恋に落ちるが、ミシェルには両親から捜索願いが出されていた。日本初公開は92年。2011年にニュープリント版/HDリマスター版でリバイバル。(映画.comより抜粋)
レオス・カラックスの「ポンヌフの恋人」。
名作なのは知っていましたが、むかーし観て「なんじゃ、これは?」って感じで全然ピンときてませんでした。
90年代の始めあたりといえば当時わたしはまだ20代前半、フランス映画の良さが分るはずもなく。
かと言って40半ばの今になってもフランス映画の良さなんかあんまり分っちゃいないんですけども
だいぶ「共感」するところが出てきているあたりはまぁまぁ進歩したんじゃないかなぁ、とも。
ほんで約20年ぶりぐらいの「ポンヌフの恋人」なんですけども
むかしは分らなかった「撮り方」とか「シーンの繋ぎ方」とかいうちょっと「映画的」なところでみたらこれはほんとにもうむっちゃくちゃカッコよくてほんとに20年前の映画なのかと感心してしまいました。
そして有名な「花火」のシーンね、これはもう鳥肌立ちまくりの名シーンでございました。
が、観ながらなんか「アレ?建物と花火の距離感なんか変だ.....」と思っておりましたらなんと!
あの橋と周りの建物ぜーんぶセットでしたよ!うへぇ!知らんかった!ていうかこれ物凄く有名な話なんですよね、観た事あるのに全然しらなかったよー恥ずかしいわー。
資金難から何度も撮影中止に追い込まれ、俳優は怪我しちゃったりするし、「呪われた映画」って言われてたみたいですね。なんかこう、そういう人智を超えた何かが画面から這い出てくるような凄まじい迫力がある映画でした。
ラストはとってつけたようなハッピーエンドで船の上でタイタニック状態で「まどろめ、パリ!」と叫んで終わりますが実は最初のころ訳が間違ってて「目覚めよ、パリ!」だったとか
あのタイタニックの名シーンはこのポンヌフの恋人のパクリ説があったりとか(←ていうかほんとそのまんま!)、映画に関するトリビアが異常におもしろい作品でもありました。

「ブルー・ベルベット」
解説/平凡な青年が、ふとしたことをきっかけに悪夢のような世界に引きずり込まれていく様子を描く、鬼才デビッド・リンチ監督によるサスペンス作品。ノース・キャロライナ州ののどかな田舎町。急病で倒れた父を見舞うために帰郷した青年ジェフリーは、病院からの帰り道、切り落とされた人間の片耳が野原に落ちているのを発見する。警察に通報した彼は、ドロシーという女性が事件にかかわっていることを知り、好奇心から彼女に接近するが……。(映画.comより抜粋)
これもまぁ、何年ぶりなんでしょうかね。
ブルーベルベットと言えばデニス・ホッパーです。
デニス・ホッパーさんは物凄い変態だった、という事は憶えてたんですが、はて、具体的にどんな癖の変態だったのか、というのが思い出せない。
で、今回改めて観てびっくりしたんですが、デニス・ホッパーさん、実際に何の癖の変態なのかよく分らない!なにこれ!いろんなものが混ざり合ってる!変態のデパートや!大丸並のデパートや!
いきなり『ママ〜!」と甘えたかと思いきや
「俺を見るんじゃねえ!!」とキレて殴ったり
なんかもう行動が読めなくてめっちゃ怖かったです。
ラストシーンはベーコンの絵画を映画で再現したかのような、まさに悪夢の世界。
絵画を映画で表現したものと言えば、ダリオ・アルジェントの「サスペリア2」でエドワード・ホッパーを表現してましたねぇ、あれは凄かったわ。また観たくなってきたなぁ「サスペリア2」。サスペリアとは全く関係ない話なんだけどね。あ、サスペリアと言えばクロエ・グレース・モレッツちゃんでリメイクが決定したようですね、観たいわー!
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「8o」
解説/「セブン」の脚本家による、猟奇サスペンス。うらぶれた私立探偵のトムは、大富豪の未亡人から奇妙な依頼を受ける。亡き夫の遺品の中にあった8mm映画について調べて欲しいということだ。だが、その8mmフィルムに映っていたものは、少女の殺害シーンだった。これは本物のスナッフ(殺人)・フィルムなのか? 調査を進めるトムはやがてハリウッドの裏側に潜むアンダーグラウンドの世界へとたどり着く。そのあまりにダークな世界で、真実を掴んだトムは自ら危険を冒し、自身の正義を貫くのだが…。(Yahoo!映画より抜粋)
いまやそのクドい顔だけで「ニコラスケイジナイト」なる映画館の企画ができてしまうほどの顔圧の役者、ニコラス刑事さん。この8ミリという作品は1999年の作品で、まだこの頃はこんなイロモノ扱いはされていなかったように思います。
解説にもあったように「セブン」の脚本家が絡んでいるので、なんかこう、猟奇的でありながらカッコいい映像が見れるのかと思いきや、カッコよさはなくめっちゃ猟奇です。
アンダーグラウンドの世界は超こわいです。変態さんがうようよ居ます。
そんな中でも飛び抜けて変態だったのは、これまで真人間の役を見た事がないピーター・ストーメア。
安定の人でなし演技が素晴らしかったです。
この映画の終盤、ニコラス刑事さんは「自らの正義」で変態さんたちに制裁を加えていくことになるんですが、ちょっと待って、気持ちはよーく分るけどいくらなんでも殺してしまって何の罪にも問われないのでしょうか?まぁ相手は殺されても誰も文句を言わないどころか感謝状もらえるぐらいのクズなんですが......
最後の変態さんは「俺は別に虐待されたわけでもない。生まれつきこうなんだよ!」と言っていましたがそこは自慢するところなんでしょうか。変態さんの言動はよくわからない.....

「ポンヌフの恋人」
解説/フランスの鬼才レオス・カラックス監督が、「ボーイ・ミーツ・ガール」「汚れた血」に続く“アレックス3部作”完結編として1991年に手がけた名作ラブストーリー。パリのポンヌフ橋で暮らす天涯孤独な大道芸人アレックスは、失明の危機と失恋による心の傷に絶望する女子画学生ミシェルと出会う。2人は恋に落ちるが、ミシェルには両親から捜索願いが出されていた。日本初公開は92年。2011年にニュープリント版/HDリマスター版でリバイバル。(映画.comより抜粋)
レオス・カラックスの「ポンヌフの恋人」。
名作なのは知っていましたが、むかーし観て「なんじゃ、これは?」って感じで全然ピンときてませんでした。
90年代の始めあたりといえば当時わたしはまだ20代前半、フランス映画の良さが分るはずもなく。
かと言って40半ばの今になってもフランス映画の良さなんかあんまり分っちゃいないんですけども
だいぶ「共感」するところが出てきているあたりはまぁまぁ進歩したんじゃないかなぁ、とも。
ほんで約20年ぶりぐらいの「ポンヌフの恋人」なんですけども
むかしは分らなかった「撮り方」とか「シーンの繋ぎ方」とかいうちょっと「映画的」なところでみたらこれはほんとにもうむっちゃくちゃカッコよくてほんとに20年前の映画なのかと感心してしまいました。
そして有名な「花火」のシーンね、これはもう鳥肌立ちまくりの名シーンでございました。
が、観ながらなんか「アレ?建物と花火の距離感なんか変だ.....」と思っておりましたらなんと!
あの橋と周りの建物ぜーんぶセットでしたよ!うへぇ!知らんかった!ていうかこれ物凄く有名な話なんですよね、観た事あるのに全然しらなかったよー恥ずかしいわー。
資金難から何度も撮影中止に追い込まれ、俳優は怪我しちゃったりするし、「呪われた映画」って言われてたみたいですね。なんかこう、そういう人智を超えた何かが画面から這い出てくるような凄まじい迫力がある映画でした。
ラストはとってつけたようなハッピーエンドで船の上でタイタニック状態で「まどろめ、パリ!」と叫んで終わりますが実は最初のころ訳が間違ってて「目覚めよ、パリ!」だったとか
あのタイタニックの名シーンはこのポンヌフの恋人のパクリ説があったりとか(←ていうかほんとそのまんま!)、映画に関するトリビアが異常におもしろい作品でもありました。

「ブルー・ベルベット」
解説/平凡な青年が、ふとしたことをきっかけに悪夢のような世界に引きずり込まれていく様子を描く、鬼才デビッド・リンチ監督によるサスペンス作品。ノース・キャロライナ州ののどかな田舎町。急病で倒れた父を見舞うために帰郷した青年ジェフリーは、病院からの帰り道、切り落とされた人間の片耳が野原に落ちているのを発見する。警察に通報した彼は、ドロシーという女性が事件にかかわっていることを知り、好奇心から彼女に接近するが……。(映画.comより抜粋)
これもまぁ、何年ぶりなんでしょうかね。
ブルーベルベットと言えばデニス・ホッパーです。
デニス・ホッパーさんは物凄い変態だった、という事は憶えてたんですが、はて、具体的にどんな癖の変態だったのか、というのが思い出せない。
で、今回改めて観てびっくりしたんですが、デニス・ホッパーさん、実際に何の癖の変態なのかよく分らない!なにこれ!いろんなものが混ざり合ってる!変態のデパートや!大丸並のデパートや!
いきなり『ママ〜!」と甘えたかと思いきや
「俺を見るんじゃねえ!!」とキレて殴ったり
なんかもう行動が読めなくてめっちゃ怖かったです。
ラストシーンはベーコンの絵画を映画で再現したかのような、まさに悪夢の世界。
絵画を映画で表現したものと言えば、ダリオ・アルジェントの「サスペリア2」でエドワード・ホッパーを表現してましたねぇ、あれは凄かったわ。また観たくなってきたなぁ「サスペリア2」。サスペリアとは全く関係ない話なんだけどね。あ、サスペリアと言えばクロエ・グレース・モレッツちゃんでリメイクが決定したようですね、観たいわー!
