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空気人形  映画

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「空気人形」

原作/業田良家
監督/是枝裕和
出演/ぺ・ドゥナ、ARATA、板尾創路、オダギリジョー、他。

あらすじ/
古びたアパートで持ち主の秀雄と暮らす空気人形は、ある朝、本来は持ってはいけない「心」を持ってしまう。彼女は秀雄が仕事に出かけるといそいそと身支度を整え、一人で街へと歩き出す。メイド服を着て、おぼつかない足取りで街に出た彼女は、いろいろな人に出会っていく。ある日、レンタルビデオ店で働く純一と知り合い、そこでアルバイトをすることになる。ひそかに純一に思いを寄せる彼女だったが……(goo映画より抜粋)


ダッチワイフ(wikiより抜粋)

ダッチワイフとは、いわゆる性具の一種で、等身大の女性の形をした人形のこと。主に男性の擬似性交用として使用するものだが、観賞や写真撮影の対象として扱われることもある。

主に若い男性の擬似性交用と思われがちだが、実際には中高年男性の需要が多い。浮気によらず性欲を発散させるため、伴侶と死別した寂しさを紛らわせるため、という理由が主な購入動機になっている。

また交際相手に恵まれない障害者の場合、製造メーカーの中には、障害者福祉のため障害者手帳の提示があれば、価格を割り引いて販売しているところも少なくない。

等身大の女性に似せて作成される。大人から子供の大きさの物まであり、最近ではアニメキャラクターの顔をした物まである。また、オナニーの補助具に特化した、頭部、手足を省略した「トルソ」と呼ばれるタイプもある。主に男性の性交用として使用されるため、オナホールと呼ばれる性具を装着できる構造になっている。猥褻物となるため最初から女性性器が模られた物はなく、性器部分はオナホールとして別売品となっている。オナホール用の穴だけでなく口や肛門部分にも、男性性器を挿入するための穴が設けられた物もある。ビニール風船のような空気を入れて膨らませる簡易式の物から、シリコーン樹脂などで女性腰部や全身を模した物など様々だが、後者は数十万円台と高価である。最近では、主にシリコーン樹脂を使用した高級ダッチワイフを「ラブドール」として区別しており、マニアの間で人気が高い。そのためダッチワイフと言えばラブドールを指す事が多い。
女性に酷似した高級品は性具というよりはむしろ等身大の着せ替え人形として利用されているものも少なくない。観賞や写真撮影の対象のみに使用される場合、オナホール用の穴がない物もある。特にラブドールは、椅子に座らせたり様々なポーズを取らせるための骨格構造を持つものが多く、専門メーカーには様々なオプションパーツを用意して、客の好みで自由に頭部などを選択できる物もある。

合成樹脂あるいはゴム類似物質製の皮膜で出来ている物は、空気を充填して使用する。等身大フィギュアとして使用可能な物は、軟質樹脂の外皮の内部に金属または樹脂製の骨格を内蔵し、発泡樹脂を充填しているものが多いが、最近は関節付き骨格を備えシリコーンゴム一体成形にするなど、より人間に近い形態にする努力が製造メーカーによって為されている。

(以上、wikiより抜粋)




.....えーっと先程この「空気人形」を見終わったばかりなのですが、この静かな興奮が覚めやらないうちに一気に感想を書いておこうと思います。

超☆傑☆作!!

なんやこれ、ぺ・ドゥナがメイド服着て萌え〜な映画かと思ってたらとんでもない映画ですがな!カラフルで可愛らしい小物に彩られたアメリチックな映像や、ビックリするほど広い空間を感じさせる「東京」の風景.....一見すると心を持つ筈がない人形が心を持っちゃった的なラブ☆ファンタジーなのですが、そんな映像の裏側にはドス黒い人間の欲望が見え隠れ。

代用品として生まれて来た彼女が初めて見る外の世界は、想像以上に醜い世界だったのか?

生みの親でもあるオダギリジョーは彼女にこんな質問をする。
「外の世界は醜かった?それでも美しいのものはあったの?」
彼女は頷く。
8割方は多分醜かったのだろうと思う。でも残りの2割は美しかった。
それは、自分と同じ様に「中身がカラッポ」の人間たちとの出会い。
近所の親子、公園のおじいちゃん、過食症のゴミ女、年増のOL、そしてレンタルビデオの店員、純一。

人間というものは常に何かが欠けている。
だから欠けているものを補うために何かを欲する。


そういうマイナスのパワーこそが芸術を生み出す原動力になると僕は思う。
音楽や絵画、そして映画。
なにもかもが満たされているのなら、そんなもの必要ないはずだ。
そういうもの以外で言うなら、例えばその人に欠けているものが「欲」となり、人は「欲する」のである。
金、女、権力......自分にないものは「欲しい」のである。当然のことながら。

そしてそれが手に入れられないものであるならば、「代用品」で満足する。いや満足した気になる。そうでもしないとやってられないのが、人間という生き物である。
そして「心」を持っているから、更に厄介でめんどくさい生き物なのである。

持ってはいけない「心」を持ってしまい厄介でめんどくさい生き物(?)になってしまった彼女に対する板尾創路のあのうろたえぶりを観れば分るだろう。

僕ならあの状況は喜ぶべき事だと思うんですがね!だって代用品が代用じゃなくなったんですもの。多分バースデーケーキ買って来てお祝いしちゃうよ絶対。
それが「もとの人形に戻ってくれへんか?」ですものね。こんなに残酷な言葉はないです。

そして純一の所に転がり込んでも、その要求の変テコぶりは一体なんなんでしょう。空気出し入れして何がオモロイのかぁー!?
変態!この変態っ!!
.....そのあととんでもない事になるのですけど、もうこのあたりは完全にホラー映画ですよ。めちゃくちゃ怖かった。

人間は燃えるゴミ。

このシーン、むかーし観た「東京製少年」(.....ってタイトルだったと思う。)を彷彿とさせます。ヒロインが死んでゴミ箱に捨てられるシーンを思い出した。
酷く残酷なシーンなんだけど妙に切なくて、その「絵」だけはハッキリと覚えてる。



彼女が空気が抜けて行く(=死んでいく)間際に見た夢。
それでも、心を持ってよかった。短い間だけでも、少なくともこの体には空気以外のもので満たされていたからだと思うから。
特に都会では心を無くしてしまう人が多いのかもしれない。そこで何かが見つかると思ってやってくるけどなかなか見つからず、心はカラッポのまま。でもそれでも人は何かを求めて集まってくるのでしょう。

かつて僕も東京に住んでいたこともあったので、感情移入が尋常ではなくまるで映画の中に入ってしまったかのような錯覚に陥りました。都会に暮らす人々、そして僕を含めた今の日本人の「心」を見透かされてしまったようで、見ている最中とても居心地の悪い思いもありましてね.....もう何書いてるか訳が分らなくなってきましたが、
とにかくこの映画凄ぇ!とだけは言えます。


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特に凄ぇのはぺ・ドゥナ。
本当に中身が空気っぽいのです。
たどたどしい日本語も実に人形っぽくて、このキャスティングは最適。
それに美しい裸体を惜しげも無く披露しているし、役者としての「根性」を垣間見た気がしますね。
自分で空気入れるシーンのなんと美しい事!

今までぺ・ドゥナさんの出てる映画は「頑張れ!グムスン」「復讐者に憐れみを」「グエムル/漢江(ハンガン)の怪物」、そして「リンダリンダリンダ」などを見てますが全部良い。まったくもって外れなし!!デヴィッド・モースが出てる映画は外れナシ伝説並。そのうち「吠える犬は咬まない」とか観てみたいなぁ〜♪


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